The history

Once upon a time,Jaz
1919

第一次世界大戦が終わり産業革命が押し進んだ1919年
フランス人Ivan Beneとスイス人 Louis Gustave Brandt率いるフランス人エンジニアグループはアラームクロック市場に大きな可能性を感じ取っていました。
アラームクロックは、産業革命を支える労働者たちが時間通りに出勤ために必要不可欠なもの。輸入品に劣らない高品質でフランスならではのセンスあるデザインのアラームクロックを大量生産する。

まさにJAZが誕生した背景です。

フランス製のアラームクロックと比べ、なぜ他の時計のスタイルは魅力に欠け、印象に残らないのでしょうか?
ドイツ製?アメリカ製?日本製でしょうか?そこには改良の余地があり、市場もそれを期待していました。Ivan Benel

JAZ最初のアラームクロックは“Classic クラシック”と呼ばれ、アラームクロックの世界において小さな革命を起こしました。それはアラーム音の 周波数に有りました。JAZアラームクロックの放つアラーム音は、ドレミの“レ”に極めて近く、それが後にJAZならではの透明感あふれるアラーム音として人々に認識されました。

さらに、アラーム停止ボタンを時計の上部に装備した事もユーザーにとっては最も自然な動作を導くものであり、新たな試みでもありました。

1923

JAZという名前は“JAZアラームクロック”を意味するものではありません。
むしろそれは意味のないことです。アラームクロックというのは忘れましょう。それは“JAZ”です。クリーンでいてパワフル、そしてそれは映画のエンドロールのように“Manufactured in France=フランス製”と続きます。

まるでサインのように。 スタイルという力強い声明を意味するもの

Georges Scemama Ad Executive
1924
私たちは製品サンプルをアジアのビジネス関係者たちに送りました。
既に物があふれている国に“フランス製”という以外何もないブランドをどうやって売り込めというのだろうか?
しかし次に起こったことは、オーダーが殺到したという事でした。 次の日、数千個の時計が出荷されました。それは始まりでしかありませんでした Ivan Benel
1941
JAZバードあらわる

第二次大戦中のドイツ占領下、ジャズという音楽は敵国アメリカ寄りの悪影響なものとされました。
フランス語でジャズを意味する“JAZ”にもそれが指摘されが、JAZはムクドリ程の小さな渡り鳥の“キレンジャク~ Jaseur de Boheme = ジャズ・ド・ボエム”をモチーフにすることによりその難関を切り抜けました。
JAZの発展はとどまるところを知らず、1943年には生産数1千万個を達成し、終戦時にはJAZはフランス時計メーカーのトップに位置しました。

1957

輝かしき30年

1950-70年代はJAZとJAZファンにとっての黄金期と言えましょう。
1957年、出荷数はブランド創設時から2千万個に達し、年間100万個のアラームクロック、ウォールクロック、そして腕時計が生産されました。
JAZは市場の1/3を占めるフランス最大のメーカーへと成長していました。
その製品の20%はイタリア、スペイン、インド、ブラジルといった国々へ輸出されました。

1974
名 声

腕時計の発売、電子クロック導入の成功、効果的な宣伝活動、そして群を抜いた商品流通力でJAZはフランス全土の84%にまで浸透しました。
それはマーケティング部門の夢が叶ったといえるでしょう。
もちろん輸出も後れを取っていたわけではありません。
輸出先は74か国に達し、その利益は3700万フランに到達しました。

1983

ヨーロッパ中が日本製クォーツ時計に占領される中、JAZは“フランス製”のイメージのもとアメリカへ進出。その成功は目をみはり、タイメックスや ハミルトンを生み出した国で20万個の腕時計と10万個の目覚し時計やクロックを販売しました。

1989

フランス時計業界に苦境が訪れる。
JAZも例外ではありませんでした。アジア製の“プラスティック クォーツ”に対抗すべくJAZはハイエンドブランドへと移行。レトロなデザインを強調し、ベークライトや高価な木材を使用したラグジュアリークロックを復活させました。

1998

ヴィンテージからテクノへ

安価で買い求めやすいアジア製の時計の進出で“フランス製”は意味をなさなくなってしまいました。JAZも時代の流れに合わせ、JAZ Techクォーツラインをアジア圏への輸出を始めました。そしてJAZ 1919ラインは今も優れた材料のみを使用したフランス製時計の継続と伝統を讃えるがごとく販売され続けています。 

Jaz, since 1919
Today,JAZの冒険はまだまだつづく!